他人の食べ物を笑うな

テレビで、日本で余り見られない一見グロテスクな食べ物を見ることが良くあります。

たとえば、ある番組では、豚の脳(米国)や蚕のサナギの佃煮(韓国)の缶詰が紹介されていました。

それでこれを見た女性ゲストが露骨に気持ち悪そうな顔をしたのですが、これは喜んで食べている人たちに失礼でしょう。

玉子かけご飯は、多くの外国人にとって信じられないもののようですが、公の場で笑われたら、日本人は気分が良くないと思います。

大体、豚や羊の脳味噌は鱈の白子は外見が結構似ているので、私には何が問題なのかわかりません。

話は少し逸れますが、初めてナマコを食べた人は勇気があると良く言います。

しかし、これは考え方が反対なんですね。

人類は昔、慢性的な飢餓状態で、十分に食料があるなんてことはほとんどなく、食べられそうなものは、手当たり次第に何でも口にしていました。

こんな気持ち悪いものは食べられないなんて贅沢言える状態ではなかったわけです。

有毒のものまで何とか食べられる方法を考え出してきたくらいです(典型的な例はフグです)。

要するに、人は、何でも食べるのが当たり前で、どの国で何を食べようがそれを笑うべきではないと言うことです。

気持ち悪いと思うのは考え方が狭い証拠でしかありません。

では。