〜美子さんに捧ぐ〜

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ある時、私は地球の大気圏を遥かに越え 

銀河さえも越えたであろう 宇宙へ旅した事がある。

そこは 何の感覚も音もない世界、、、

あるのは 吸い込まれそうな限りなく透明なアクアブルーの空間と 煌めく無数の星達

一つの星が 大きく輝きだし 私を捉えて離さない!

その あまりにも美しくも力強い輝きを 呆然と眺めていたら

スーッと 何かが走った!

そちらに関心を向けると 一つの星から一筋の光線が走ってた

その一筋の光線は他の星へと、、、

光線の届いた星から また一筋の光線が別の星へ、、、

幾度かその光景は繰り返され 一筋の光線は 七つの星を結んだ。

あきらかに 何かの星座を表している!

見た事のある星座、でも 思い出せない、、、

すると、音のない世界に彼女の声が・・・

”私、あと半年 生きられるかなぁ〜”

   〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

そして、、、

彼女は半年どころか三ヶ月足らずで "地上の生”に別れを告げた

きっと彼女は 私が旅した所に行ったのだろう

あの 神々しいほど美しく 壮大でスペクタルな空間へ・・・

  ”全て”と ”無”が 同一なるところ

それは 私の中にもある。 そう、私の中心に、、、