こんな時、この人は自分を正当化するために、同じような駄目な人間を誘ってグループを作ったり、場合によっては優秀な人間を誘って誘惑しようとします。
優秀な後輩を飲みに連れて行って、「お前はできる奴だが、人生を知らない」と言って説教する先輩はその典型でしょう。道連れが欲しいのでしょうね。
結局、彼らは飲み屋で愚痴ばかり言って、クダを巻くくらいしか能がない人間になってしまいます(いくらでも周りにいるんじゃないですか)。
こうした人たちは元々、弱い人間なんですね。それで自分が怠けていることが「認知的不協和」なので、いろいろな形で正当化しようとします。
こういった状態から抜け出すためには、自分の弱い部分を見つめながら不協和を解消していかなければいけません。
これができなければ一生浮かぶ上がることは出来ないでしょう。
と言っても、別に会社で出世する必要はありません。どんな形でも、現実を見据えて頑張ることが大事なのです。
これでようやく認知的不協和理論の話は終わりです。
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