また、アメリカに追随してイラクに派兵したイギリスのBBC放送も放送禁止にしました。
要するにそうした戦時において、兵士や国民の士気をくじくというのが理由のようです。
それから、これは最近のことですが、英国国教会系の小学校が「反宗教的」との理由で児童が歌うことを禁止しています。
確かに、「想像してごらん、国なんかない。難しいことじゃない。何かのために人を殺したり、命を投げ出すことなんかない。宗教もないんだ。人々が平和に暮らすことを想像してごらん」(エリオンの適当訳)と言っています。
しかし、これは明らかに宗教上の対立のために引き起こされる紛争のことを歌っているわけです。
それを禁止しようなんてのはちょっと了見が狭すぎるのではないでしょうか。
まあ、宗教のことはさておくとしても、国民の意識を操作するためにラジオで流される歌まで規制しようとする国家権力のやり方は本当に露骨ですね。
日本では幸いなかったようですが、もしそんなことを政府が始めようとしたら注意しないといけません。
ただ、「イマジン」のようなわかりやすい基準になる曲をすぐには思いつきませんが。
「イマジン」の例もある意味では言霊の威力とそれに対する権力者の恐れを表していると言えるでしょう。
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