年末から正月にかけて、韓国テレビドラマの「サイン」をずっと観ていました。一気に放送された20回分を完全制覇なんちゃって。
このドラマは国立科学捜査研究院が舞台のロマンティックサスペンスといった感じですね。
ですから科学捜査をするはずなんですが、これがもうぼろぼろ。
鑑識官は勝手に証拠を持ち出すわ、それを長い間個人的に保管しておいて、また、ひっぱり出して検査をやり直す。
そんなものが証拠になるはずがないんですが平気の平左(汚染証拠ですね)。
そして、この証拠も監視が甘く、他の鑑識官が別のものにすり替えるというでたらめ振り。
まあ、でたらめなのは鑑識だけではなく、刑事も検事も同じようなもので、もうやりたい放題。
とにかく鑑識だろうが、警察だろうが、検察だろうが、刑務所に至るまでセキュリティがないも同然なんですね。
結局、大統領候補が娘のスキャンダルをもみ消すためにいろいろと工作をするという話なんですが、韓国だとこんなことが本当にありえると思わせるのが怖い。
また、この娘というのが、元気というか積極的と言うか、何人もの人を自分の手で殺します。それでも父親の大統領候補はほったらかし。
しかし、これはドラマだからとか、実際にあるとしても韓国のことだと思って安心はできませんよ。
恐ろしいことに日本でも自白を強制する刑事、証拠を改竄、捏造する鑑識官や検事なんか当たり前なんですね。
そう言えば、最近、ネットで見たニュースにこんなのがありました。
鑑定デッチ上げ研究員が年末ひっそり退職していた!(ゲンダイネット)
実は、この研究員は和歌山毒カレー事件のヒ素も鑑定しているんですね。
この事件は物的証拠がほとんどなく、鑑定結果が非常に重要な役割を果たしたのにこのありさま。
犯人とされている女性も世間の多くの人は有罪だと思っているようですが、これはマスコミが広げ、定着させたイメージのせいですからね。
どんなに申し開きをしても、むりやり自白させられ、証拠をでっちあげられ、マスコミに好き放題に攻撃される。
要するに、一旦疑われたらほとんど助かる可能性はないと言うことです。
多分、これは日本でも韓国でも同じなんでしょうね。
では。
追記:私は決して和歌山毒カレー事件の犯人が彼女ではないと言っているわけではありません。念のため。
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