前に読んだのは今から30年以上前のフランス語を学び始めたばかりの頃です。
日本でも何回かブームになったことがあるので、ご存じの方も多いと思いますが、やはり面白いですね。
前回も今回も、私がまず感じたことは作者のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、恋愛で苦しんだ経験があるだろうなということです(バラの花のエピソード)。
ところで、この話にはビジネスマンが出てくるんですが、このビジネスマンは、星を片っ端から所有します。
「君が誰のものでもない島を見つけたら、それは君のものだ。最初に何か考えついたら、特許を取る。そうすればその考えも君のものになる。星も一番最初に持つことを考えた人間のものだ」と考えるんですね。
そう言えば、最近、月や火星の土地を売る会社があるようですが、70年前にサン=テグジュペリが考えたことが、実現したわけです(これも一種のシャレなんでしょうが)。
おもしろいですね。
蛇足を書いておくと、(サン=テグジュペリには、「星の王子さま」以外にも多数の著作があり、フランスでは大変人気があり、紙幣になったこともあります。
では。
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