スターと芸人

163110.jpg今大人気の日本エレキテル連合が「24時間テレビ 愛は地球を救う」で、ある有名映画俳優とからもうとしてガン無視されたことが話題になりました。

この俳優は一時代前の人なので(75歳)、スター意識が抜けないんでしょう。

バラエティ番組なんか馬鹿にしていて、まず出ない。

芸人なんて人間だと思ってないでしょう。

こういう「大スター」は威張ってましたからねえ。

人間扱いされないと言えば、昔は歌手や俳優の世話をする付き人なんて人がいたんですが、この人たちも本当にひどい扱いを受けていました。

ほとんど給料なしで、24時間体制で待機し、無理難題に応えなければいけない(コンビニのない時代に真夜中に季節外れの果物を買ってこいとか)。

食べるものもろくにないので、仕えていたスターの食べ残したラーメンのスープを喜んで飲んでいたなんて話を聞いたことがあります。

そう言えば、大昔、パリで撮影された日本の某国営放送の大河ドラマにエキストラ出演したことがあるんですが、主演男優(東映)はそんな感じでした。

付き人を顎でこき使って、ものすごく威張っている。

エキストラなんかに目もくれないし、当然、話もできません。

オーラはすごかったですが。

主演女優もわがままがひどかったことを覚えています。

テレビ系の俳優(こちらは名前を出してもいいかな、故児玉清さんです)は、非常に気さくな人でエキストラにも気軽に声をかけてくれました。

今でも、歌手や俳優にわがまま放題にさせることによって、オーラを出させるようにしますから、ある程度は残っています。

ただ、あまり好き放題するとマスコミに叩かれますからね。

それに、バラエティ番組なんかで告知や宣伝をするのが当たり前で、CMなんかにも頻繁に出ていますから、余りファンとの距離を取れないんでしょう。

昔の大スターは破天荒だったなんて良く言いますが、反対に言えば、ものすごい選民思想があったわけです。

今はもうそんな時代ではないし、ファンや芸人がないがしろにされるような風潮はないほうが良いでしょう。

では。