食事の作法

164300.jpgあるテレビ番組で和食の作法を紹介していました。

なんだか決め事が沢山あるんですね。

たとえば盛りつけは奇数が基本になります。

刺身は3、5、7切れ皿に乗せるわけです。

なぜかというと偶数は割り切れ、この切れるが嫌われたから。

魚は頭を左側にして置きます。

昔から日本では左側が上位だから。

あと、土瓶蒸しには青魚は入れない。

マツタケの香りを殺してしまうから。

最後の青魚に関しては納得できますが、あとは本当にくだらない。

しかし、食事の作法にかぎらず、日本のマナーは語呂合わせが多いですね。

もう、こんな時代遅れなことは止めたらどうでしょう。

味とか香りの妨げになる、同席者を不快にさせるといった合理的理由があるものだけを残せばいい。

ところで、わさびを醤油にとかないで、少量を刺身にのせ、醤油をつけて食べるというマナーはいつから言われるようになったのでしょう。

私が若い頃はみんなわさびは醤油にといていたように思います。

誰かが言い出して、それがいかにも通の感じがするので、広がったのでしょうね(同じようなことがいくつかあります)。

焼き鳥、味噌田楽、つくねなどの串物料理は、先に串を外すのが作法だとされていますが、これはどうでしょう。

焼き鳥を串から外して食べるなんて邪道だと言っている人も結構いますよね。

飲み屋と会食の席では違うということでしょうか。

それから、ある女性タレントがラーメンをパスタのようにスプーン(れんげ)を使って食べているのを見て、驚いたことがあるのですが、これもそのうち作法になるのでしょうか。

まさかとは思いますが。

和食以外の食事のマナーにも言いたいことがあるので、それは明日書きます。

では。