以下に説明します。
アメリカの有名大学で最大で10ドル稼げる実験への参加者を募集しました。
その内容は、比較的簡単な数字探しの問題を5分間に20題させるとのものです。
事前の確認によって、平均3.5問解けることがわかっています。
実験では学生たちに自分たちの解答を自己採点させ、申告させました(チェックなしで)。
すると平均3.5問のはずなのに、平均6.2問に上がったんですね。
つまり、実験に参加した学生たちは約2倍にも水増しして申告したことになります。
そして、不正を行ったのは、一部の学生だけではなく、ほぼ全員だったとのことです。
被験者の学生たちは一見真面目そうで、成績も優秀だったのですが
要するに普段は善良だと思われる人でも、ばれない環境では不正をする可能性が非常に高いということです。
日本で少し前に号泣会見で話題になった政務活動費の誤魔化しの問題も、その後、他の多くの議員も同様の行為を行っていることが発見されましたが、これもきちんとチェックするシステムがないからです。
そう云えば、あの女性大臣も同様の問題で辞任に追い込まれましたね。
普通の人よりも優れた倫理観を持っているとはとても思えない議員たちには特別の監視が必要だとということでしょう。
明日に続きます。
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