フランス泥棒事情(10) 暴力バー編

また、この街には沢山のバーがあります。

日本のバーとは違いますが、説明が大変なので大体同じようなものだと考えてもらってかまいません。

話に大きな影響はありませんから。

噂に聞いたピガールを一目見ようと見学に来る男性観光客は沢山います。

日本人に限ったことではありませんが。 もの珍しそうにウロウロ歩いていると、客引きにまとわりつかれます。

断っても放してくれないし、下手をすれば、腕をつかまれて店の中にひっぱりこまれます。

そして店に入ったとたん、シャンペンを何本も抜かれるんです。

客の注文なんか聞きません。

女の子が数人つきますが、大体彼女たちは黙って人の酒を呑むだけです。

話はできないし、別に面白くもないので出ようとすると、勘定書きを持ってきます。

何とシャンペン1本が6万円。

5本抜いてしめて30万円、プラスいろいろで40万円の請求です(シャンペンの値段は客によって変えるようです)。

当然客は真っ青。

明日に続きます。

では。
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