フランス泥棒事情に戻ります。
睡眠薬強盗編の続きです。
女は助けるような振りをしながら男性を仲間の車まで運び、乗せます。
あとはやりたい放題で、財布は勿論、金目のものは全ていただくんですね。
これにはタクシーに乗せて、取っておいた安ホテル(半分ぐるだ)の部屋に連れこんだり、ホテルで声をかけて、部屋で一緒に酒を飲むバージョンもあるようです。
とにかく被害者は身ぐるみを剥がれて放り出されます。
普通は観光客ですから被害届を出しません。
そんな時間も気力もないでしょう。
泣き寝入りがほとんどです。
私の聞いた最悪のケースでは車の中で身ぐるみはがされ、外に突き落とされた日本人がいたとのことです。
不幸中の不幸というべきか、そこは高速道路で、ふらふら歩いていた被害者は後ろから来る車に轢かれて死んでしまいました。
今日は女性の強盗の話を書きましたが、なれなれしく近寄ってくる男性にも要注意です。
外国では知らない人間が気軽に話しかけてくることがわりとありますが、こうした人間がすべて善意のかたまりであるとは限りません。
むしろ反対であることが多いかも知れません。
ありきたりの教訓で恐縮ですが、人を見たら泥棒と思えなんですね。
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