昨日の文章にゆるく続いています。
ちょっと前にあるテレビ番組で、日本の子供たちの学習意欲の低下を嘆いていました。
OECDのデータによると、授業以外の学習をまったくしない高校生の割合がすべての教科において2009年から2012年の間に増加しているのだそうです。
たとえば、国語は2009年の35.6%から2012年には42.4%、数学23.6%から30.2%、理科38.6%から45.8%になっています。
確かに増加している。
やはり最近の子供は学ぼうという意欲がないんだ!といった声が聞こえてきそうですね。
しかし、授業以外の学習というと、塾や予備校での勉強のことでしょう。
だとすると、低下したとしてもそれほど心配すべきこととは思えません。
また、上記のデータには、オーストラリアとカナダの数字も併記されていたのですが、すべてにおいて80~90%と日本よりも遥かに高いんですね(ただし、低下傾向にはあります)。
日本の状況はまだましだと言えるんじゃないかな。
参考までに書くと、欧米諸国には塾や予備校がないことが授業以外の学習をする高校生が少ない原因でしょう。
結局、授業以外の学習と云っても、もともと自発的な学習ではないんですね。
何らかの形で強制されている。
これでは、本当の意味での学習意欲を判断することはできません。
結局、いつものテレビ局の誘導ですね。
続きます。
日本の子供たちの学習意欲の低下
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