昨日、あるテレビ番組で、「的を得る」は間違いではなくなったと言っていました。
昨年12月発売の三省堂国語辞典第7版に「的を得る」が採録され、「的を得る」を誤用とする説が俗説であるとほぼ確定したのだそうです。
実は、もともと、「的を得る」は誤りとはされていなかったのですが、三省堂国語辞典が誤用とし、これが世間に広がったんですね。
なぜか少数派の意見が通ってしまった。
「三省堂国語辞典」がそれだけ権威があるということなのでしょうが。
注意すべきは、「的を得る」が普及したから認めたのではではなく、三省堂国語辞典が最初から間違っていたことです。
ですから正確に言うと、「的を得る」が誤りではなくなったのではなく、三省堂国語辞典がミスを認め、正したと言うことです。
怖いですねえ。
今まではクイズ番組なんかで良く出題されてましたし、人が「的を得る」なんて言うと、みんなうれしそうに、本当は「的を射る」だよなんて言っていたんじゃないかな。
そういえば、私なんかは前から「汚名挽回」(これも昔は頻繁にクイズの問題になっていました)も別に良いじゃないかと思っていましたが、これも諸説あるそうです。
きっと他にもあるんだろうなあ。
テレビ局もクイズの問題を出す時はきちんと調べてからにしてもらいたいものです。
では。
「的を得る」でもいい
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