あるテレビ番組で、女性コメンテーターが最近の人工知能が組み込まれたスマートフォンについてこんな意見を述べていました。
「便利になりすぎると人は馬鹿になる」
なんというか、見事に紋切り型のコメントですね。
ある程度の年齢の人はこういったことを良く言います。
思考停止の好例ですね。
人間の知能が本当に後退するばかりなら、なぜ新しい発明がひっきりなしに世の中に出てくるんでしょう。
とっくの昔に技術革新も止まっているはずです。
それから馬鹿になる例として、良く最近の漢字を書けない若者が上げられます。
しかし、漢字は必要がないから忘れるんですね。
使用する機会があまりないのに、無理に覚えておく必要はありません。
必要があれば、コンピュータに聞けばいい。
漢字にかぎらず、機械が代わりにやってくれることに人間が時間を費やす必要はないんです。
それで余った時間を別のことにあてるから人間は進歩する。
上に書いたようなくだらないコメントを得々として口にする人こそ考えるのを止めているわけで、そういう人は進歩しないでしょう。
別に新しい技術をなんでもかんでも受け入れろとは言いません。
しかし、自分に違和感があるからといってろくに考えもしないで批判するのは止めた方がいい。
単なる老化現象だと思われる恐れもありますから。
では。
便利になると人間は馬鹿になるのか?
Posted by comment(0)
|
コメント