映画のタイトルと言霊(続き)

IMG_0016.jpg続きです。

もちろん、ヒットした映画は内容が素晴らしいことは当たり前です

しかし、タイトルも一役買っていることも結構あるんじゃないかな。

たとえば、「アナと雪の女王」の原題は「FROZEN」です。

もちろん、世界中で大ヒットしていますから、原題が悪いわけではないでしょう。

しかし、日本語タイトルを仮に「フローズン」にしたとすると、日本であそこまでヒットしなかったと思います。

もともと外国映画はタイトルがそっけないものが多い。

上に書いた「アナと雪の女王」もそうですし、やはりアニメの「カールじいさんの空飛ぶ家」なんて原題は「UP」(上る)ですからね。

日本人は特にタイトルにこだわってきたような気がします。

そこには言霊が働きます。

上手いタイトルだと売れ行きが違うと言うか。

もちろん、これは映画に限りません。

先日取り上げた「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ"暮らしの質"を高める秘訣~」もそうですね。

原題は「Lessons from Madame Chic」(シック夫人から教訓)ですからね。

このように日本語のタイトルには言霊が宿り、大きな働きをすることがあるのに、最近は制作会社(主にハリウッド)の圧力のために、最初に書いたように、カタカナ表記のものが増えているのには残念ですね。

では。