続きです。
そして、寿命が伸びてくると高齢者が子育てに関わるようになりました。
これは人間に非常に近いと言われるチンパンジーでも見られないことだそうです。
普通の動物だと年を取ると群れから追放されることがあるのですが、人間では高齢者にもそれなりの役割があるために残れるようになったわけです。
また、これは人間の子供が一人前になるのに非常に長い時間を要することにも関係しています。
要するに育児が大変なんです。
こうして人の寿命はどんどん長くなってきたわけですが、これにも当然ながら限界があるでしょう。
また、長命化による弊害も考えられます。
高齢者が増えると当然ながら人口は増え、若者たちのチャンスが奪われるだけではなく、エネルギー問題も起きます。
日本を含む多くの先進国では人口は減少傾向にあるので、それほど深刻な問題として捕らえていませんが、世界的に見ると人口は増加する一方です。
そして、いつの日か世代間の対立が起きる。
そうなれば、何がなんでも長生きが良いとされる現在の風潮も考え直されるでしょうね。
まあ、私が生きている間はそんなことにはならないでしょうが。
人の長寿化には別の問題もあるのですが、今回はこれまでにしておきます。
では。
人の長命化と高齢者社会(続き)
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