ベルギー料理

IMG_0016.jpg今日はベルギー料理の話です。

ベルギーの首都ブリュッセルにはEU(欧州連合)の本部があり、一応フランス語(公用言語はフランス語、オランダ語、ドイツ語)が使われるので、私も何回か行ったことがあります。

しかし、申し訳ないですが、ブリュッセルはそれほど面白い町ではありません。

特に、観光的には半日もいれば、もう行くところがなくなってしまう。

となると食べ物に興味が行くわけですが、これも言ってみればフランス料理の亜流なので、それほど大したものはありません。

ただ、なぜかこの国では、ムール貝をよく食べます。

バケツに一杯に盛られたものをむさぼり食うといった感じですね。

私も大好きなのですが、なぜかあまり日本では見られません。

アサリでも同じような調理が可能とは云え、あの肉感的とも言えるぷっくりとしたムール貝の感じはないし、また、バケツ一杯を腹がくちくなるまで食べることもないでしょう。

定番といえるのは、空の深なべにオリーブオイルとにんにくのみじん切をいれ、ムール貝を白ワインで蒸し煮にしたものです。

そして、食べ方ですが、日本人には箸があるからいいようなものの、普通はナイフとフォークではムール貝は食べにくいと思うでしょう。

しかし、エスカルゴや牡蠣のような専用の道具はなく、食べる時は、空の貝殻をピンセットのように使って、中身を取り出します。

飲み物について、ベルギーはぶどう栽培が出来ないのでベルギーワインはほとんどありません。

ですから、ビールと言うことになります。

ご存知の方も多いと思います、ベルギーはビール大国で何百種類ものビールがあるんですね。

ただし、ほとんどが小さな醸造所で作られたもので、代表的メーカーと言えるものはあまりないようです。

ムール貝の話に戻ると、フランスでは普通のレストランはムール貝の白ワイン蒸しは出さなかったのですが、私が帰国する直前くらいの頃には、パリにムール貝料理専門レストランのチェーンができ、かなり流行っていました(ムール貝料理しか出さないのですが、白ワイン蒸しだけではなく、色々なスパイスを入れた数種類のメニューがあります)。

日本でもいけると思うのですが、ムール貝の養殖は難しいのかなあ。

ただ、ムール貝は脚が早いので生食する場合は注意しなければいけません。

最近はどうか知りませんが、昔はよく食中毒で死人が出ることもあったくらいです。

では。