一つ例を上げます。
5人が線路上で動けない状態にあり、そこにトロッコが向かっていると想像してください。
このままだと5人は死んでしまいます。
あなたはポイントを切り替えてトロッコを側線に引き込み、その5人の命を救う、という方法を選択できます。
ただし、その場合、切り替えた側線上で1人がトロッコにひかれます。
多くの人は遺憾ながらもポイントを切り換えるとの選択肢を取るでしょう。
死ぬのは5人より1人の方がましだから。
しかし、状況を少し変えて、あなたは橋の上で見知らぬ人の横に立ち、トロッコが5人の方に向かっていくのを見ているとします。
トロッコを止める方法は、隣の見知らぬ人を橋の上から線路へ突き落とし、トロッコの進路を阻むことしかありません。
大抵の人は突き落とすとの選択肢を拒否します
自分が積極的に手を下すことには大きな抵抗があるわけです。
サイコパスはこうした判断をまったく迷いません。
ためらうことなく見知らぬ人を突き落とすというわけです。
しかし、これは場合によっては必要な能力と云えるでしょう。
人によってはうろたえて、固まってしまうこともあります。
結構いますよね、プレッシャーに弱くて、重要な決断が下せない人が。
そして最悪の事態をまねいてしまう。
もう少し続きます。
サイコパスは成功の元(4)
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