昨日のトロッコの問題で、最初のケースは、非個人的ジレンマ(冷淡な共感)と呼ばれ、人間の合理的思考と関わっています。
この場合、サイコパスの脳は他の人と同じような働きをします。
これに対して、2番目のケースは個人的ジレンマ(温情の共感)と呼ばれ、他人の感情を自分のもののように感じるかどうかというものです。
このような個人的な問題になると、サイコパスは普通の人のように脳が働かず、感情と行動を切り離しますことができるんですね。
ところで、サイコパスであるかどうかは、白か黒かのようにはっきり区分出来ることではなく、身長や体重のように人によって千差万別で、度合いに違いがあるだけだそうです。
誰でもある程度はサイコパス性があるということでしょう。
そして、そのサイコパス性を調節することもできます。
何かを上手くやるためには、2つのことを必要とします。
まず1つは能力、もう1つは、その能力を最大限に発揮できる人格。
あることをしなければならない時に、それをする能力はあるのに、気後れがしてできないなんてことがあります。
簡単な例を上げると、人に悪いニュースを伝えなければいけない時に、勇気が出なくてうじうじと悩む場合なんかがそうです。
絶対に伝えなければいけないのであれば、これは時間の無駄でしかありません。
サイコパス性を上げ、感情と行動を切り離すことが出来たら、こうした困難な場面もより容易に乗り越えられるでしょう。
では。
サイコパスは成功の元(5)
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