サイコパスは成功の元(5)

IMG_0016.jpg昨日のトロッコの問題で、最初のケースは、非個人的ジレンマ(冷淡な共感)と呼ばれ、人間の合理的思考と関わっています。

この場合、サイコパスの脳は他の人と同じような働きをします。

これに対して、2番目のケースは個人的ジレンマ(温情の共感)と呼ばれ、他人の感情を自分のもののように感じるかどうかというものです。

このような個人的な問題になると、サイコパスは普通の人のように脳が働かず、感情と行動を切り離しますことができるんですね。

ところで、サイコパスであるかどうかは、白か黒かのようにはっきり区分出来ることではなく、身長や体重のように人によって千差万別で、度合いに違いがあるだけだそうです。

誰でもある程度はサイコパス性があるということでしょう。

そして、そのサイコパス性を調節することもできます。

何かを上手くやるためには、2つのことを必要とします。

まず1つは能力、もう1つは、その能力を最大限に発揮できる人格。

あることをしなければならない時に、それをする能力はあるのに、気後れがしてできないなんてことがあります。

簡単な例を上げると、人に悪いニュースを伝えなければいけない時に、勇気が出なくてうじうじと悩む場合なんかがそうです。

絶対に伝えなければいけないのであれば、これは時間の無駄でしかありません。

サイコパス性を上げ、感情と行動を切り離すことが出来たら、こうした困難な場面もより容易に乗り越えられるでしょう。

では。