エンブレムでプロブレム

IMG_0016.jpgタイトルが駄洒落ですみません。

ベルギーのデザイナーが東京五輪の大会エンブレムの使用差し止めを求めて、正式に提訴しました。

そこにきて、問題の日本のデザイナーは、あるビール会社の消費者キャンペーン向け賞品用に自分がデザインしたトートバッグを一部取り下げるよう要請。

これだけ明らかだと、もう誤魔化せないと思ったのでしょうね。

ただし、スタッフが勝手にやったことだと言い訳はしていますが。

これはまずいでしょう。

これは盗作でしたが、五輪の方は違いますと言って信じる人がどれだけいるか疑問です。

ただ、こうした盗作問題は判断が非常に難しい上に、日本では、司法も含めて、こうした著作権に関する認識が非常に甘い。

そのために原作者に不利な判決が多かったように思います。

しかし、今回の裁判はベルギーで提訴されています。

あの湯浅弁護士(首振りで有名な)によると、ベルギーのデザイナー側は、超一流の弁護士(王族を担当している)を雇ったとのこと。

ものすごく手ごわいそうですし、しかも、ベルギーで裁判となると日本側には圧倒的には不利でしょう(フランスで実際に体験したことですが、裁判でも明らかな人種差別があります)。

その上に、上に書いたようなトートバッグや他の疑惑もありますからね。

続きます。