昨日までの文章にゆるく繋がっています。
安保法制反対デモでは、徴兵制の復活を叫ぶ人たちがいます。
しかし、徴兵制はそんなに悪いことなのでしょうか。
たとえば、日本人が大好きなスイスが「永世中立国」であることは有名ですが、徴兵制を取っています(あまり知られていませんが、スイスの他にも永世中立国はいくつもあります)。
そして、永世中立とは戦争の絶対的な否定を意味するわけではありません。
スイスは立派な軍隊を持っていますし、すべてのアパートの地下、そして、地下鉄の駅は防空壕になるようになっています。
特に重要なことは、2013年9月(本当にごく最近です)に徴兵制をこのまま存続させるのかについて国民投票を実施していることです。
結果は、多数の賛成により存続。
これをどう思いますか。
いずれにしても、スイスの人たちが常に戦争を意識し、有事に備えていることは間違いありません。
外国がどうであろうと日本には日本のやり方がありますから、徴兵制反対でもかまわないでしょう。
しかし、徴兵制を絶対悪のように言い立てて、議論の本質から目を反らさせようとするやり方には賛成できません。
戦争の可能性から目を逸らし、ないもののように振る舞ったところで、本当の平和は訪れないことを理解すべきでしょう。
では。
スイスの徴兵制の例
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