宿題代行業

IMG_0016.jpgなんでも最近は宿題代行業なる職業があるそうです。

マスコミでも話題になっていますから、ご存じの方も多いでしょう。

料金はと言うと、自由研究・工作などは1件5000~1万円、作文・読書感想文400字詰め原稿用紙1枚3000~5000円、国語・算数のドリルは1冊5000~1万円と結構高い。

かなり流行っているみたいですが、マスコミは批判的で、ある有名教育評論家も、「子どもに詐欺の正当性を教え、お金でなんでもできるという歪んだ価値観を教えることになります。子どもの学力を奪い誤魔化すことになりますね」としています。

他には、宿題は自分でやるから意味があるとか、期限内に課題を終わらせるというプロセスに意味があるといった意見もあります。

それでなぜこのようなサービスを利用するかというと、「空いた時間で塾や受験勉強に専念できる」「そもそも学校の課題は役に立たない」が代表的な答えですね。

ご覧のように批判的意見と利用派の意見がかみ合っていません。

表に出てきた現象だけを批判しても仕方がないでしょう。

批判派は学校教育自体が抱える問題について何も考えていません。

自分でやるよりも金を払っても他人にやってもらったほうが良いと考えるようになった原因自体を取り除かないと意味がない。

それから、夏休み中遊び回って、最後の最後にまとめてやったなんて話を良く聞きませんか。

親に泣きついて助けてもらったなんてことも結構あるでしょう。

それとどこが違うのでしょう。

昔から夏休みの宿題を真面目にやっていた人のほうが少なかったでしょうし、宿題自体に意味がない。

子供たちが夏休みも塾に行って猛勉強していることなんてみんなわかっているはずです。

その上になぜ宿題なんか出すんですか。

もう止めたほうがいいでしょう。

では。