続きです。
それから、もぐりガイドに限らず、正規のガイドも、日本から来た観光客はバスごと免税店に連れて行きます。
旅行代理店と免税店の間に取り決めがあって、売り上げの一部(私の知っている限りでは10%)のキックバックかあるからです(最初の1回)。
ですから、この時には、ガイドにはお金は入りません。
ガイドは2回目以降や旅行代理店を通さずに連れて行くとリベートを貰えるんですね。
私は通訳でしたからあまりなかったですが、まれに客を連れて行ってお金をもらったことがあります。
確か、いわゆる免税店だけではなく、一流ブランドでもリベートを出していました。
しかし、これは日本国内でもやっているでしょう。
バスで団体旅行をすると土産物屋になんども連れて行かれますが、これも同じシステムだと思います。
余談ですが、パリの免税店は税関の職員とも組んでいて、彼らは数年でマンションが買えると言われていました。
この話も結構面白いんですが、また、別の機会に。
話を戻すと、パリにも無免許の日本人ガイドが沢山いたと書きましたが、フランスのガイド試験が結構難しいことが一つの原因でした。
もぐりガイドの問題を解決するためには、日本の通訳案内士の試験のレベルを考え直すことも必要なのではないでしょうか。
では。
もぐりガイド(続き)
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