続きです。
次のステップは洗脳を加速させる「嫉妬」です。
それまでは辺見さんと祈祷師は1対1の関係だったのですが、ここから他の信者が参加します。
祈祷師はこの新しい信者に親切し、優遇するさまを彼女に見せつけるんですね。
彼女は自分だけが除け者にされていると感じ、あせります。
嫉妬心がわき、教祖に対して自分だけを見て欲しいと、のめり込む。
宗教団体が信者に集団生活をさせることが多いのはこうしたテクニックを使うためでしょう。
そして、「囲い込み」のステップのスタートです。
仕事をやめさせて、社会からの繋がりを切り、修行漬けにします。
これで彼女の周りには助言者などが居なくなります。
同時に金銭的搾取を始まります。
ところで、お金を出す心理ですが、普通の人は理解できないと思うでしょう。
ここにも巧妙なトリックがあります。
辺見さんは、払えば助かるという安心を得たかったのです。
もっとも大切な家族を不幸から守ることができる。
そのためにはお金を惜しむことなんかできなかったんですね。
彼女が完全に洗脳されていることを忘れないでください。
冷静な人間がこれを批判しても仕方がありません。
もう少し続きます。
洗脳の被害(4)
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