人は漢字で書いた名前を見て、意味を考えることはあまりありません。
しかし、文字を見るとその音が頭の中に響きます。
これは耳で聞くのと同じような効果があります。
一生の内にそれこそ数えきれないほどの回数これを繰り返すでしょう。
こうして、音に秘められたメッセージが頭の中に染み込こんでいくわけです。
「陰陽師」というコミックの主人公安倍晴明のセリフに「この世で一番短い呪(しゅ)は・・・名だよ」といったものがあります。
呪とは相手の気持や行為に縛りをかける術と考えてください。
呪文というのは、この呪を行うために唱える文言ですね。
マントラとも関係がありますが、長くなるので、別の機会に説明します。
呪の話に戻ると、要するに、刷り込み、言い換えるとサブリミナル効果のようなものですね。
ただし、繰り返しになりますが、刷り込まれるのは、漢字自体の意味ではありません。
音が生み出すイメージなのです。
従来の命名法を見ていると、この点があまり考えられていないような気がします。
命名の時は、あまり漢字に懲りすぎるよりも(キラキラネームのように)、声に出した時の響きを大切にしてください。
では。
名前の文字と音(続き)
Posted by comment(0)
|
コメント