高齢者の危険性(続き)

IMG_0016.jpg昨日の続きです。

そう言えば、高齢者の運転も気になります。

やはりあるテレビ番組で、90歳を越えたおじいさんが車を運転している姿を紹介し、元気だなんて誉めていました。

冗談じゃない。

なんでもかんでも褒めればいいというものではないでしょう。

こんな危険なことは、本人が何と言おうと放置するべきではないし、家族が止めるべきですね。

実際に高齢者による高速道路の逆走や、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故の報道を見ることが結構あります。

警察庁が69歳以上の高齢ドライバー約4000人に対し、記憶や判断能力などを検査したところ、約26%のドライバーの認知機能が低下していたことが分かったとのことです。

数年前のデータですが、1年間に死亡事故を起こした運転者を各年代別に見ると、30歳代から60歳代までの各年代は、1万人当たり0.6人でしたが、70〜74歳は1人、75〜79歳が1.6人、85歳以上では4.2人と、高齢化とともにはっきりと増加しています。

要するに認知機能の低下が、一時停止違反やハンドル操作の誤りを招いているわけです。

認知症の疑いがある高齢運転者もけっこういて、認知症は免許取り消しの要件になっているんですが、家族の申告や、事故を起こした際に判明することが多いので、遅すぎるんですね。

こうした状況に鑑みて、警察庁では、高齢ドライバーに簡易検査を義務付けるよう道路交通法を改正するほか、機能が低下している高齢者に対しては、運転技術の指導も行っていくとのことです。

まあ当然の措置でしょう。

では。