運がいいとか、悪いとか(3)

20151013075803-f6bf513d22c445626ba5b4850940f72c7995b818.jpg続きです。

不運を嘆く人は自分のついていなかった出来事にばかり注目します。

よく考えると、それほど飛び抜けて不幸な出来事が集中しているわけではないのに。

また、自分に原因があるのに、不運のせいと考える傾向もあるようです。

たとえば、最初に書いた「自分はめったに遅刻しないのに、遅刻した時に限って上司の機嫌が悪くこてんぱんに怒られた」

これを運が悪いと考えるのはおかしいでしょう。

もう一つ例を上げると、私の知っている女性はバスレーンに駐車して買い物に行き、その間に車をレッカーで持っていかれたことを「私は運が悪い」と嘆いていました。

これも同じで、明らかに原因は自分にあります。

自分が不運だと思う人はその原因がどこにあるかをもう一度考えてください。

本当に生まれつき運が悪い人がいないとは言いませんが、多くの場合、その人の考え方次第なのです。

最後に付け加えると、不幸は比較から始まります。

他人の幸運をうらやみ、それに引きかえ自分は不運だと思う。

しかし、目に見える一部分だけのことでは、人の本当の運不運はわかりません。

他人のことは気にせず、自分の不幸を嘆く前に、恵まれたところをよく見て、大事にしましょう。

それがさらなる幸運を呼び込むための一番の方法なのです。

では。