入店拒否とステレオタイプによる人種差別

20151018073550-6b65f55d16dea7197061c08995145f66fa38153a.jpg昨日までの文章にやや続いています。

最近は日本だけではなく、世界の多くの観光名所で中国人の傍若無人な振る舞いが問題になっています。

特にトイレ関係が私たちの常識とは違うらしく、銀座のある有名店の前の道端で子供に排泄させるなんてこともありました。

タイの有名な寺院「ワット・ロンクン」でも、中国人観光客のトイレの使い方があまりにも非常識なため「中国人観光客お断り」にしたそうです。

ただ、おうおうにしてこうした「中国人お断り」措置を取ると人種差別だとの非難の声が上がります。

中国人すべてが非常識であるわけではなく、ほんの一部だ云々。

要するに、ステレオタイプで人を判断すべきではないとの意見ですね。

しかし、普通の外国人観光客よりもリスクが大きいのであれば、入店を断わるのは店側にとって当然の対応ではないでしょうか。

ステレオタイプと云えば、私が知っている中国人(パリでですが)はものすごい働き者もいる代わりに、絶対に自分の非を認めない人が多かったと思いますし、これが中国人に対する私の印象です。

また、中国人ではありませんが、アルジェリア人には、アルジェリアでも、パリでも釣り銭を誤魔化されたことが何度もあります。

もちろん、全員が全員そうだというわけではないにしても、あまり信用する気になれないのは仕方がないでしょう。

こうしたステレオタイプは危険がありますが、精神的エネルギーを節約するためのシステムとも云えます。

日本人も昔は「なんでもコピーする」や「日本製品は安かろう、悪かろうの代名詞」と言われていました(私も面と向かって言われたことがあります)。

それを時間をかけて今の国際的評価を得るに至ったわけです。

ステレオタイプを変えるためには、その国の人間が努力する以外に方法はありません。

では。