「南京大虐殺文書」のユネスコの世界記憶遺産への登録に抗議するために、日本政府は分担金拠出の停止や削減、さらには脱退を検討しているそうです。
珍しく、与野党(共産党を除く)も基本的には賛成しています。
確かに、加盟国の分担金で運営され、日本もかなりの部分を負担しているユネスコが、日本に不利な、しかも史実が確定していない歴史資料を世界遺産登録と認めたのは納得がいきません。
ただ、テレビのコメンテーターの大半は反対を唱えています。
ユネスコは世界記憶遺産以外にもさまざまな有意義な活動をしている、諸外国からどう見られるかを考えなければいけないといったところが理由です。
しかし、最大の分担金拠出国であるアメリカは2011年以降、パレスチナのユネスコ加盟に反対して支払いを拒絶しています(アリメカは脱退したこともあります)。
とすると、諸外国からそれほど非難されることもないんじゃないかな。
それに、これは強硬ではあっても、日本の意見を通すための一番の方法ですからね。
ただ、世界記憶遺産に文句を言うのなら、日本人が登録を大喜びしたその他の世界文化遺産(富士山、富岡製糸工場等)や世界自然遺産(屋久島等)はどうするんでしょう。
当然、登録取り消しを申請すべきですね(そんなことが可能かどうか知りませんが)。
世界記憶遺産は駄目だが、世界文化遺産や世界自然遺産は良いなんてのは一貫性に欠けますからね。
政府や野党はそこまで考えているのでしょうか。
では。
ユネスコ脱退、日本の世界遺産は?
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