かなり昔のことですが、道を歩いていると「あなたの幸せを祈らせてください」と見知らぬ若者に言われたことがあります(一時はよく見られましたが、最近でもやっているのでしょうか)。
その時、幸せなんて人によって考え方が違うのにどうして祈れるのかと思ったものです。
本当のことを言えば、私は自分の幸福にあまり興味がありません。
今の状態を聞かれれば主観的には不幸ではないと思います。
人からはとんでもなく不幸に見えるかも知れませんが。
まあ、別にどうでもいいです。
どう考えたところで、現状が変わるわけではないし、変えるつもりもないからです。
係累は息子を除くとまったくいません。
と云うか親戚とは母親が死んだのを機に縁を切ったんですね(父親はその数年前に亡くなっています)。
ずっとフランスに住んでいて、まったく疎遠だった人達とただ親戚だと云うだけで親しくする気にはなれなかったからです。
友人も一人もいない。
息子以外の人間と占いや翻訳の仕事以外で口をきくことはまったくありません。
しかし、金銭的には困っていないし、毎日呆然とではあるにしても無事に過ごせています。
続きます。
幸せについて
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