録画しておいた「ローンサバイバー」という映画を見ました。
前代未聞の大失敗に終わったアメリカ特殊部隊ネイビー・シールズのレッド・ウィング作戦の話です。
2005年6月、4名のネイビー・シールズ兵士がヘリからロープでアフガニスタン山岳地帯に降り立ちます。
彼らの目的は現地を偵察して無線連絡、味方の攻撃チームを誘導し、可能であれば目標を殺害することです。
しかし、まもなく彼らは山中で山羊飼いの現地人3人(老人と子供)と遭遇してしまいます。
とりあえず拘束したもののこの3人をどう処置するかを決断しなければなりません。
選択肢は3つ。
・解放する:この場合、彼らの存在は通報され、タリバンの軍勢と対峙することになる。
・縛り付けたまま放置する:作戦は継続できるが、山羊飼いたちが凍死したり狼に食われる恐れがある。
・殺害する:作戦の継続を妨げる要素は排除できるとしても、民間人である老人や子供を殺害した米軍は、間違いなく国際世論から袋叩きにあう。
話し合った後、彼らは現地人を開放します。
当然ながら、通報を受けた200人ものタリバン兵士が押し寄せてきました。
200人対4人、結果は想像がつくでしょう。
実際には、1人のシールズ兵士はからくも生き残るのですが、この話は後回しにします。
話を戻すと、現地人を開放するとの彼らの判断は正しかったのでしょうか。
全滅の危機に陥ることが十分に予想できたはずなのに。
続きます。
選択の良否をどう判断するか
Posted by comment(0)
|
コメント