続きです。
どうも擁護派の人々はジュンク堂が株式会社であるということを忘れているようです。
個人の思想の自由は守られるべきでしょう。
しかし、企業は思想的信条を同じくする者が集まり、主義主張を表明するための集団ではありません。
その目的は営利追求であり、利益を株主に還元することです。
昨日も書いたようにジュンク堂は株式会社ですから、まず守るべきは株主の利益なんです。
実際には、丸善CHIホールディングスの完全子会社なので、丸善CHIホールディングスの株主の利益ということになります。
では、渋谷店のフェアを企画した店長なり、店員なりは、株主総会の承認を得たのでしょうか。
もしくは取締役会の許可はあったのでしょうか。
もちろん、何から何までいちいち株主総会や取締役会の許可を得るなんてことはしていられませんから、経営上の行為は社長や取締役、もっと下がると店長や店員の裁量にある程度任されます。
しかし、利益追求との基本的目的に背くようなことは、社長、従業員を問わず許されません。
その意味では今回のフェアは間違っていたといわざるを得ませんし、中止したのは正しい判断でした。
店長だか店員は、会社の名前を利用せず、個人で信条を主張すれば良かったんです。
会社側は、店長や店員の行動をもっと監視するべきだったと思います。
では。
ジュンク堂渋谷店のフェアと企業の政治的行動(続き)
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