続きです。
歌に影響された自殺と言えば、有名な「暗い日曜日」があります。
もともとはハンガリーで生まれた曲ですが、第二次大戦直前に世界中で大ヒットし、そして、この曲を聞いた人が大勢自殺し(世界中で100人以上)、さらには作曲者自身も自殺したということです。
フランスではダミアが歌い、日本でも何人かの歌手が取り上げています。
当然と言うべきか、この歌は何回か放送禁止や発売禁止の処分を受けました(現在では少なくとも日本とフランスでは解禁されているようです)。
話がやや逸れましたが、「暗い日曜日」と昨日書いたジューダス・プリーストの曲は明らかに事情が違います。
後者はまったくの冤罪です。
しかし、こうした問題は決して他人事ではありません。
日本でも何かと言えば、TVゲームやマンガ、アニメが攻撃され、規制が叫ばれます。
スケープゴート探しはいつの時代でもあると言うことです。
何らの科学的根拠もないのに、弊害を叫んで禁止しようとする、偏った考えに凝り固まった人たちは声が大きいんですね。
アメリカの歴史的悪法、禁酒法も同じような考え方から生まれたのでしょう。
参考までに書いておくと、米連邦最高裁判所は、インターネットのわいせつ画像を未成年者に閲覧させないようにするに制定された連邦法が表現の自由に反するとして、違憲の判断を下しています。
米国では良識が守られているようですが、日本ではどうでしょう。
大変心配です。
では
サブリミナル効果(5)
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