「プリズナーズ」:父親と母親の立場

20151110075259-fab38cb0be8f4f4cf4ee9648feec40697ee1771b.jpg録画しておいた「プリズナーズ」という映画を見ました。

いわゆる誘拐ものですね。

一言でいうと、一緒に遊んでいた幼い少女2人(姉妹ではなく、友だちです)が同時に誘拐され、警察のはかどらない捜査に業を煮やした父親(特に一方の子供の父親)が走り回るという話です。

そして、これがひどい大暴走。

何しろ、警察が解放した容疑者を拉致監禁した上、拷問までして自白させようとするんですから。

完全に犯罪行為。

しかも、この容疑者は無実で、知的障害もあり、まともな証言なんかできないんです。

最終的には、それでもこの容疑者の発言から犯人を割り出すことができるんですが、だからといって結果オーライでいいんでしょうか。

ただ、ネットのコメントを読むとこの父親の行動を肯定する人が多いんですね。

特に子供も持っている人は理解できるとの意見が圧倒的でした。

しかし、それでは社会の秩序が壊れてしまいます。

そう言えば、クリント・イーストウッドが監督した「ミスティック・リバー」でも、娘を殺された父親が自らの手で犯人と思われる人間を捕まえ、拷問し、殺してしまいます。

そして、これは冤罪だったんですね。

最悪の結果。

続きます。

では。