昨日の続きです。
セルフ・ハンティキャッピングは予言などを信じるメカニズムにも働くことがあります。
一般に予言や占いは悪いことのほうが受け入れられ易い傾向があります。
たとえば、大地震の予言はよく聞きますし、真に受ける人が多いですね。
これはセルフ・ハンティキャッピングによって悪いことが実際に起きた時のショックを最小限に食い止め、「自分には分かっていた」と考えて自尊心を守る心理が働くからだそうです。
地震なんて大げさなものでなくても、普段のちょっとしたことでもわざと悪い予想を口にする人がよくいます。
そして、実際に悪い結果に終わると初めから分かっていたよと言う。
また、何かをする前にどうせ駄目だからといったり、やる気がないような振りをする人もいます。
恋愛の場合でもよくありますよね。
例えば、女性の片思いの場合に、相手にもう彼女がいると勝手に決め付けてやけによそよそしくしてしまったり、興味がないという態度を取ってしまったりする。
これも失敗を恐れてセルフ・ハンティキャッピングに逃げてしまい、かえって失敗するパターンです。
そんなことをせず、最初から素直に好きだと言っておけばよかったとあとで悔やむだけなんですが。
昨日も書い通り、これが癖になっている人がいますが、できればこんな習慣は捨てたほうがいいでしょう。
どんなことでもやってみなければわからないんですから。
そして、やるんだったら一生懸命ぶつかることです。
では。
言い訳でいいわけ?−セルフ・ハンディキャッピング(続き)
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