続きです。
かなり前からグローバル化が叫ばれ、世界に進出しようと考える日本人もますます増加しています。
しかし、今まで書いてきたコミュニケーション・モデルの違いを認識しておかないとたとえ英語ができても、国際舞台では活躍することは難しいでしょう。
まず、グローバル社会では経験・知識・価値観・人生観・倫理観、その他宗教や歴史など全てが異なり、さらにお互いに偏見を持ちあっています。
言ってみれば、究極のローコンテクスト社会です。
その中で交わされるコミュニケーションは、極端に言えば「通じない」ことを前提にしなければいけません。
グローバル社会においてはハイコンテクスト社会のコミュニケーションは十分に機能しないのです。
本人は頑張っているつもりでも「コミュニケーションに熱心でなく、誠意がなく、能力もない」と評価されてしまう危険性が高い。
さらにグローバル社会ではコミュニケーション能力の評価が重要なポイントとなり、そこに仕事の能力をオーバーラップさせて評価する傾向が強いんですね。
どんなに素晴らしいアイデアや商品を持っていたとしても、表現力がないだけで受け入れられない危険性があります。
コミュニケーション力が十分でなければ、まともな人付き合いや仕事も難しい。
それがグローバル社会のルールです。
したがってローコンテクスト型コミュニケーションに対応していくことは、グローバル社会への第一歩と言えるでしょう。
では。
コミュニケーション・モデル(3)
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