コミュニケーション・モデル(3)

20151222074135-64790ae1341f16bb01a4b5edff23124959094d7d.jpgのサムネイル画像続きです。

かなり前からグローバル化が叫ばれ、世界に進出しようと考える日本人もますます増加しています。

しかし、今まで書いてきたコミュニケーション・モデルの違いを認識しておかないとたとえ英語ができても、国際舞台では活躍することは難しいでしょう。

まず、グローバル社会では経験・知識・価値観・人生観・倫理観、その他宗教や歴史など全てが異なり、さらにお互いに偏見を持ちあっています。

言ってみれば、究極のローコンテクスト社会です。

その中で交わされるコミュニケーションは、極端に言えば「通じない」ことを前提にしなければいけません。

グローバル社会においてはハイコンテクスト社会のコミュニケーションは十分に機能しないのです。

本人は頑張っているつもりでも「コミュニケーションに熱心でなく、誠意がなく、能力もない」と評価されてしまう危険性が高い。

さらにグローバル社会ではコミュニケーション能力の評価が重要なポイントとなり、そこに仕事の能力をオーバーラップさせて評価する傾向が強いんですね。

どんなに素晴らしいアイデアや商品を持っていたとしても、表現力がないだけで受け入れられない危険性があります。

コミュニケーション力が十分でなければ、まともな人付き合いや仕事も難しい。

それがグローバル社会のルールです。

したがってローコンテクスト型コミュニケーションに対応していくことは、グローバル社会への第一歩と言えるでしょう。

では。