なんだか最近、「お疲れ様」という挨拶が注目されているようです。
先日は、ある男が投票所を訪れた際に投票管理をしていた男性の「ご苦労さま」に激高して、殴打するなんて事件がありました。
「ご苦労さま」は目上の者に使う言葉ではないからだそうです。
しかし、この男は30代後半で殴られた人は70歳ですよ。
一体何をもってして彼は自分は目上だと思ったのでしょう。
それからある有名量販店では「お疲れ様」が禁止されているそうです。
その理由は、会長が店舗を激励訪問した際、目下の立場である店員から「お疲れ様です」といわれて腹を立てたから。
しかし、この会長は売り場で頑張っている従業員を慰労や激励をしに行ったんでしょう。
それなのにくだらないことで腹を立てるということは、普段どんなことを言っているかは知りませんが、本心では一般従業員を馬鹿にしているとしか考えられません。
結局のところ、彼に限らず会社のトップ連中は、従業員は会社の財産だとか、現場の人たちに感謝していますなんて言っていても、口先だけなんでしょうね。
こういう「お疲れ様」や「ご苦労さま」に怒る人たちは、人の気持がわからないのでしょうか。
要するに「お疲れ様です」と言った方は感謝の気持を伝えようとしたわけで、その気持を汲んであげるべきでしょう。
それをちょっと言葉使いが間違っているというだけで腹を立てる。
器が小さいとしか言いようがない。
大体私は目上だの目下だのといった表現が大嫌いです。
人としての礼儀は守るべきでしょうが、言葉づかいや敬語は誰でも間違いますし、細かいことを言い出せば切りがない。
上に書いたように大事なのは気持なんですから。
続きます。
「お疲れ様」と「ご苦労さま」
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