続きです。
ところで、あるメガバンクでは、行内で回す稟議書に押すハンコは文字が少し左に傾くように押すそうです。
左側の枠に上司がハンコを押すと、部下が背を屈めて上司に「お辞儀」する姿を連想させるため、礼儀正しい押し方なのだとか。
くだらない習慣というか、馬鹿馬鹿しいとしか言いようがありませんね。
そう云えば、「様」と「殿」の話もあります。
殿は目下の人に使います。
だから履歴書を送る時なんかでも担当者殿だとNG。
それはまあいいでしょう。
そういう決まりですから。
ただ、それまで知らなかったのに、聞いたとたんものすごくうるさくなる人がよくいるんですね。
そして人が間違って使ったからと鬼の首でも取ったように言い立て、その上、入社試験で落とすなんてことをする。
昨日も書いたとおり、お疲れ様やご苦労さま、殿や様なんてのは、気持があることが重要です。
なんだったら正しい使い方を教えてあげてもいいですが、この程度の無知をあげつらう必要はないでしょう。
礼儀は人と人との交流を円滑にするためのものであって、決して生きにくくするものではありません。
では。
「お疲れ様」と「ご苦労さま」(続き)
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