続きです。
ラポール効果と似たものにフランクリン効果があります。
これは要するに自分を嫌っている人との関係を改善する方法です。
ベンジャミン・フランクリンは、凧を上げて雷が電気であることを発見したことで有名ですね。
実は彼は政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者で、それぞれの分野で立派な業績を残しています。
それはいいとして、彼は自分を嫌っている人にあえて「本、貸してくれない?」と頼みごとをして、自分への敵意を友情に変えたと言われています。
嫌いな人の頼みごとに応じるという感情と矛盾した行動をさせることで、「頼みごとを聞いてあげたくらいだから、自分はフランクリンのことをそれほど嫌いじゃないんだろう」と自分に対する評価を変えさせるわけです。
あなたも、苦手な人がいるとすれば、その人に何かちょっとしたものを(断わりにくいもの)貸してくれるように頼むと距離が縮まるでしょう。
何か聞くとかアドバイスを求めるのもいいでしょう。
相手に頼ることで、その人は自分が評価されていると感じるんですね。
あと、少しずれるかも知れませんが、ちょっとしたことを褒めましょう。
アメリカの映画を見ているとしょっちゅうネクタイやスーツ、髪形なんかを褒めています。
日本でそのまま同じことをするのは難しいかも知れませんが、少々アレンジすれば十分に使える方法だと思います。
では。
ラポールの構築 (4)
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