昨日の続きです。
結局、ピートはレースの優勝は逃したものの、大統領から表彰されるなど、大変な名誉を得ました。
しかし、そんなことはどうでもいいことだったのでしょう。
彼にとっては信念を守ることこそが重要だったのではないでしょうか。
これこそがダンディスムなんですね。
要するに生き方というか、心のあり方のことです。
プライドを持つと言い代えることもできます。
しかし、よく人が口にするようなプライドではありません。
自分はプライドが高いなんて言っている人に本物はいないでしょう。
プライドとは外に向かって誇るものではありません。
自分に恥じる生き方をしないことです。
普通の人がピートのような場面に遭遇することはまずないでしょうが、要するに土壇場の時に覚悟があるかどうかです。
こういう人は頑固でしょう。
しかし、わがままや自分勝手とはまったく違います。
ただ、こういう人の価値はちょっとしたつきあいではなかなかわからないでしょうね。
レディファーストがどうしたとか、見た目が格好いい、外国語で話しができるなんて、あまりにも底が浅いとしか言えません。
以上、私なりのダンディスムの解釈でした。
では
ダンディスム(4)
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