最近、テレビでよく見る女性脳科学者が書いた「科学がつきとめた運のいい人」なる本を読みました。
以下に内容を簡単に紹介します。
運のいい人になる絶対条件は、自分を世間の標準に合わせるのではなく、自分を社会のルールや常識よりも下に置くのでもなく、一般的な価値観や他人の意見に惑わされることなく、自分の価値観で自分の幸せを把握すること。
また、自分を粗末にせず、自分を大切に扱うこと。他人を敬うのと同じように自分自身を敬うことである。
夢を叶える人、セレンディピティーを発揮できる人は、常に頭のどこかで自分の夢や目標について考えている。叶った状態をいつも思い描いている。そのためには自分の夢や目標をはっきりさせよう。金や学歴やスタイルは夢や目標を叶えるための手段だ。目的は何かを忘れてはいけない。
結局、運というのはその人の考え方とパターンによって変えられるのである。「運のいい脳」にするには祈りも大切になる
まあ、言いたいことはわからないでもないですが、科学的な要素は一切ありませんね。
何も解明されていない。
それから、著者は、運が良い人の例として大金持ちと結婚した女性をあげていましたがこれも気になります。
他の多くの本もそうなのですが、運を外的なものとして取らえています。
要するに棚ぼたです。
自分で成功して、お金を稼いだわけではない。
日本の昔話みたいですね。
いいことをしたり、正直者だから宝物を掘りあてたりする。
創造的なことは何もしていないんです。
前から言っていることですが、パチンコや競馬といったギャンブルに勝つとか、上に書いたような金持ちと結婚することが運が良いことではありません。
もっと長い目で見るべきだし、自分で切り開くべきものなのです。
このテーマは複雑ですので、また別の機会に取り上げます。
では。
科学がつきとめた「運のいい人」
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