孤独で不幸で夢を持たず、国を愛せない若者たち

20160305072458-22499c480d07aa6a1765d46265c9f16e1c579b6f.jpgのサムネイル画像ネットでこんなニュースを見つけました。

「国連児童基金(ユニセフ)が発表した先進国(OECD加盟国)に住む子供たちの「幸福度」に関する調査報告書でこんな実態が浮き彫りになった。

子供の意識に関する項目の中で「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は29.8%で、2位のアイスランド(10.3%)以下、フランス(6.4%)や英国(5.4%)などに比べ飛び抜けて高かった。

「自分が気まずく感じる」との回答も、日本が18.1%とトップだった。

子供の物質的な教育環境面でも、日本は先進国中で平均以下との結果が出た。

学習用の机やコンピューター、インターネット接続など教育環境の充実度を示す8品目のうち、6品目未満しか持たない15歳が日本では53.3%に上り、ギリシャに次いで高かった」

日本の子供たちは淋しいんだそうです。

しかも、言われるほど物質的にも恵まれていないんですね。

そう云えば日本の子供たちは他の国の子供に較べて夢を持っていない、幸せではない、そして愛国心に欠けているとの統計もありました。

勿論、こういうアンケートは質問の文章(国によって微妙にニュアンスが異なる場合があります)や全体の構成、どのような形で実施されたかなどを詳細に検討しないといけないのですが、一応結果だけを見てみると日本の若者の現状は悲惨としか言いようがありません。

夢を持たず、不幸で、自分の国に誇りを持てず、孤独感にさいなまれていて、物持ちでもないんですから。

しかし、この結果は大人にとっても他人事ではありません。

最近の若者はどうしたといった批判をする大人たちが淋しく、夢がなく、物質的にも精神的にも貧しいから、こうなったんです。

多分、今の日本では幸福であることは難しいことなんでしょうね。

そして、将来は社会格差がもっと進行し、若者はさらに夢を失い、疎外感を持つでしょう。

私はこうした傾向の原因は多分同じところから来ていると思っています。

大人たちが、若者を批判ばかりして喜ぶ代わりに、日本を夢を持てる国にすることが先決ではないでしょうか。

では。