続きです。
「お金に頭下げない人間はいない、と断言した人がいますが、私は、その人を軽蔑します」といった意見を聞いたことがあります。
正しい意見ですし、尊重すべきでしょう。
しかし、会社を経営していた経験から言わせていただくと、仕事を貰うためには(要するにお金のためですね)、クライアントに頭を下げることは当たり前だし、理不尽なことを言われても、反発することなど考えられませんでした。
私には家族はいませんでしたが、養うべき妻子を持っている人だとなおさらでしょう。
会社で働いていても同じことです。
営業担当であれば、客の顔色をうかがわなければならないし、別の部署であったところで気に食わない上司の言うことを無視することはできません。
金に頭を下げないで生きて来られた人は、ある意味では大変幸せですね。
信念でそうなのか、たまたま状況がそうだったのかは別にして。
次に、人は外見じゃないとの意見についてですが、では何が重要なのでしょう。
初めて会った人間を判断するのに外見でなければ何を見ればいいのでしょうか。
それに、人は外見じゃないと言う人間は、それが負け惜しみでなければ、自分を見誤っていないか考えたほうがいいでしょうね。
人はルックスに関しても随分自分に甘いですが、内面となるとさらにひどく、本当の姿がまったく見えていない場合があります。
少なくとも私は、外見もとても自慢できるようなしろものではありませんが、内面はさらにひどいものです。
自分の心が他人に見えなくて良かったと心から思っています。
ルックス最悪、性格最低の私に残された唯一の可能性は金なんです。
そう思っている男性は多いでしょう。
ただ、私には不幸にして金儲けの才能もありませんが。
ううむ、出口なし!
では
愛とお金、そして女性(3)
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