タイトルは変わりましたが、昨日の続きです。
ついでですから、フランスの高等教育機関について少しご紹介したいと思います。
すでに書いたことを繰り返す場合もあると思いますが、あしからず。
まず、フランスには大学とグランゼコールという2種類の高等教育機関があります。
大学は日本とほとんど同じですが、すべて国立で私立はありません。
また、入学試験はなく、高校卒業前に実施されるバカロレアという共通一次試験のようなテストに合格すればだれでも好きな大学に入れます(人気のある大学・学部では登録は早い者勝ちです!)。
日本では、ソルボンヌ大学が東京大学のようなエリート校と思っている人が多いようですが、まったく違います(私もソルボンヌを出ていますが)。
ソルボンヌも他の大学とほぼランクは同じで、卒業してもエリートにはなれません。
例の学歴を詐称したタレントだか、経営コンサルタントの男性はこのことは知らなかったのでしょう。
エリートの育成にはそのためだけに設立された機関があります。
それがグランゼコールで、こちらは当然ながら非常に難しい入学試験があります。
グランゼコールは200校程あると言われていますが、その頂点に位置するのが国立行政学院(ENA)です。
もう少し続きます。
フランスのエリート養成機関
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