あるニュース系のテレビ番組で20代後半の女性がこんなことを言っていました。
「世界ではなぜ宗教のために戦争をしている国があるんだろう。
私にとっては、宗教はそんなに重いものではない。
結婚式は教会でしたいし、初詣は神社に行く。
葬式は多分仏式にするが、私にとって宗教はそんなものだ。
どうして他の国の人たちもそんな感じにしないのか不思議で仕方がない」
あまりの無邪気な意見に呆れてしまいました。
こんなことは今さら言うまでもないですが、結婚式を教会ですることは宗教とは何の関係もありません。
たとえば外国ではきちんとした教会では信者ではない人間の結婚式は受け付けません。
日本では結婚式を執り行う神父の格好をした人自体が本当に神職者であるかさえ怪しいものですが。
そして、初詣は宗教的行事と言うよりも単なる伝統的習慣です。
そう言えば、今日はクリスマスイブですが、クリスマスも、日本で宗教的意味があると考えている人は本当に少ないんじゃないかな。
彼女が宗教をどう考えるかは勝手ですが、他のまじめな信者(キリスト教、イスラム教、仏教、その他)の気持をおもんばかろうとしないのはまずい。
宗教が生活の一部になっていたり、生きる理由でさえあることはそれほど珍しいことではないことは認識しておくべきですね。
特に、外国に行った時にこうした日本人の典型的な宗教観をあまり口にするのは止めたほうがいいでしょう。
思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
宗教の問題は私なんかが扱うには複雑すぎるので、今日はこれで止めておきます。
では。
日本人の典型的宗教観
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