昨日の続きです。
フランスにおけるサービスについてもう一つ書いておきます。
ネットニュースでお釣りを用意するのは店側の責任だといった記事を見ましたが、まさに日本的考え方ですね。
一度、地下鉄の駅で定期を買う時に高額紙幣を出した時、窓口の人間はあからさまに舌打ちし、「どうしてこんなに大きな札を出すんだ。お釣りなんかないよ」と言われたことがあります。
日本では考えられないでしょうが、フランスでは決して珍らしいことではありません。
普通の商店やカフェでもこんな対応をされます。
タクシーに乗った時もどっかで両替して来いと言われたことがあります。
要するに、お釣りを用意するのは客の責任で、たとえば100フラン以下のものを買うのに500フラン(ユーロ導入前のことです)を出すのは非常識なんですね。
そう言えば、買い物の時にも客が勝手に商品に触ると店員に怒られましたね(今ではそうでもないようですが)。
お客様は神様ですなんて、とんでもない話で、店員のほうが威張っているわけです。
まあ、従業員をなかなかクビにできないということもあるのでしょう。
どんなに勤務態度が悪くても雇い主はまずくびにはできないんですね。
これに類した話はいくらでもありますが、きりがないのでこの辺にしておきます。
次は昨日ちょっと触れた人種差別の話を書きますが、長くなるので明日にします。
では。
外国での生活に憧れている方たちへ(2)
Posted by comment(0)
|
コメント