確かに聞きたくない人もいたかも知れません。
ではそういう人に配慮してこの歌手の申し出を断るべきだったのでしょうか。
私は比率の問題だと思います。
どんなことにでも好き嫌いは分かれますから、すべての人が賛成するなんてことはまずありません。
そして、数人の人が反対するからとすべて取り止めていたら何もできなくなります。
たとえば、ざっと見て、半分とは言わず、3分の1くらいの人が嫌そうだったら、その場で多数決を取ればいいでしょう。
しかし、普通に考えると、狭い飛行機の中で待たされて人々がイライラしている時に、有名歌手が歌を披露してくれるわけですから、多くの人が喜んだでしょうし、貴重な経験にもなります。
それを自分は聞きたくないからといって、許せないと考えるのはわがまま以外の何ものでもないでしょう。
さらにこの哲学者なる人は、「同じ時間に政治家が政見を述べても宗教家が講話をしてもブーイングが出るでしょうし、そうでなくても嫌がられるでしょう」とも書いています。
政治家の政見と宗教家の講和と人の善意による行動の違いもわからないんですね。
最近、クレーマーが増えているようです。
とにかく自分の気に入らないことは他の人が喜ぼうと止めるべきだと考える自分のことしか考えられないこういう人がクレーマーになるんじゃないかな。
では。
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