世の中には飛行機嫌いの人が結構います。
そして、こうした人たちが口にする理由というのが、「あんな鉄の塊が飛ぶはずがない」ですね。
なんでしょう。
ひょっとしたら本人は気が利いていると思っているのかな。
聞かされる方はうんざり。
まあ、生理的な嫌悪感があると言いたいのでしょう。
それにしてももう少し表現を考えないと説得力がない。
こうした紋切り型の表現は沢山あります。
たとえば、いわゆる心霊現象の話になると、反対派は「この科学の世の中に」と批判し、賛成派は「科学は万能じゃない」と言い返します。
両方とも面白くもなんともない。
あと気になるのは「たかが何々、されど何々」です。
大抵の人はこれを口にする時にどや顔をします。
この言い回しを最初に聞いたのがいつだったかは覚えていませんが、あっと言う間に広まりました。
最初は新鮮だったのでしょうね。
今では陳腐でしかありません。
こうした手垢のついた表現を使うのは、私に言わせれば思考停止です。
どんなことにせよ、自分の言葉で語るようにしないと表現力が磨かれないと思うのですが。
では。
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