テレビで、あるタレントが資源節約のために自分は割り箸を使わず、いつもマイ箸を持ち歩いて、使っているなんてことを言っていました。

まあ、悪いことではないのでしょうが、私には単なる自己満足または見栄のためにやっているようにしか思えません。

そんな人でも別のところではエネルギーの無駄遣いをしているに違いないからです。

たとえば、日本人は風呂が大好きで、普通の人は大体、毎日に入りますね。

2〜3日に1回なんて言ったら、なんて不潔な奴だと思われるでしょう。

しかし、毎日風呂に入ることは清潔信仰に冒された日本人の単なる思い込みにしか過ぎません。

世界には1週間に1回とか、もっと風呂に入らない人が沢山いますし、医学的にもそれで問題があるなんてことは証明されていないのです。

日本人が風呂を2日に1回にするだけで大変なエネルギーと水の節約になるでしょう。

多分、マイ箸なんかよりも遥かに効果があると思います。

そう云えば朝シャンなんてのも大変な資源の無駄遣いでしょう。

こんな習慣は、少なくとも私の若い頃にはなかったと思いますが、なぜ広がったかと言うと、要するシャンプーメーカーの売り上げを伸ばすための戦略なんです。

みんなそれに乗せられたと。

これに似たようなことは沢山あります。

多くの企業が省エネやエコロジーを謳っていますが、これも単に企業イメージを良くするためのポーズもしくは商品を売るためのキャッチフレーズであって、本気で環境保護したいなんて考えていないでしょう。

企業の目的は常に利益の追求です。

環境保護はそのための方便なんですね。

上に書いたエコ生活を標榜する芸能人も似たようなものです。

勿論、環境保護運動自体は正しいことですが、そのために間違った情報を鵜呑みにしたり、それを利用しようとする企業や人たちに乗せられるのは避けたほうがいいでしょう。

では。