ある調査によると、日本の中高生の読書時間は、世界でもかなり低いとのことです。
具体的に言うと、調査対象国中最下位の30位ですね。
時間にすると1日に25分です。
ちなみそのすぐ上は同率で韓国とドイツです。
しかし、私はこの調査には沢山の疑問があります。
たとえば、インドが世界一だったのですが(中国が3位で、以下台湾、サウジアラビア、タイと続きます)、これはにわかには信じられません。
確かに、今、インドは経済成長や計算法などで大注目を集めています。
しかし、あの国には字を読めない人が沢山いることが忘れられていないでしょうか。
調べたところでは識字率は62%です(つまり38%の人が字が読めない)。
これは同様に高いとは言えない就学率と関係しています。
ちょっと本題から離れますが、多くの国には本屋があまり見かけられません。
外国で生活したことがある方ならご存知のように、国によっては本が物凄く貴重なんですね。
本は非常に高価で、出版数も多くありません(ついでに言えば、製本が悪くすぐにボロボロになります)。
だから、読みたくても読めない。
普通の家には、せいぜいが教科書くらいで、本なんかまったくないのが当たり前なんです(教科書を家に持って帰れれない国もあります)。
そして、貧しい家庭では、上に書いたように学校にさえ行くことができないのに本なんか読めるわけがありません。
こうした事情はインドだけではありませんが、本当にこうした子供たちを含めて調査したのでしょうか。
大いに疑問です。
ただ、念のために言っておきますが、私は決して日本の子供を弁護しようとしているわけではありません。
いい加減な統計を基に批判するのは公平ではないと考えているだけです。
長くなったので続きは明日。
では。
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